タクシーの小型車、普通車、大型車
- Mitsuhiro Ogishima
- 2017年1月16日
- 読了時間: 3分
むか~~しむかし、タクシーに小型車タクシーがあったの覚えている方いませんかね~~~
駅の乗り場でも、普通車TAXI乗場と小型TAXI乗場と分かれているところもありました。
なぜなくなったのか?ベンチシートの車が無くなったからです。
昔のタクシー車両の区分は以下の通りでした。
小型車→排気量2リットル以下で全長4.6m以下で乗車定員5名以下
普通車→排気量2リットル以下で全長4.6m以上で乗車定員6名以下
大型車→排気量2リットルを超え乗車定員6名以下
でした。
代表的な車種でいうと・・・
小型車→日産クルー、トヨタコンフォート、トヨタマークⅡビジネスユースモデル(もうありません)
普通車→ビジネスユースモデル日産セドリック(5ナンバー)、ビジネスユースモデル日産セドリック(3ナンバーお化け※1)、トヨタクラウンコンフォート、トヨタクラウンセダン(スーパーデラックス)
大型車→自家用車モデルトヨタクラウン(ロイヤル&アスリート)、トヨタクラウンマジェスタ、日産フーガ、ティアナ、シーマ
※お化けの意味・・・・
ナンバーは3ナンバーなんだけど、排気量は5ナンバークラスの2リットル未満でバンパー部分を前後に10センチづつくらい出して全長で4.7メートルを超えさせて3ナンバー規格にした車。
写真
代表的な小型車・・・
トヨタ、コンフォート(見分け方はウィンカーランプレンズがカラー)

日産、クルー

代表的な普通車
トヨタ、クラウンコンフォート(ウィンカーランプレンズがクリア)

トヨタ、クラウンセダン(スーパーデラックス)5ナンバー

トヨタ、クラウンセダン(スーパーサルーン)3ナンバーお化け

日産セドリックセダン(ビジネスユースモデル)
5ナンバー。バンパーが押し込まれている感じですね

日産、セドリックセダン(ビジネスユースモデル)お化け
3ナンバー。バンパーが少し出てますね。

自家用車モデルの大型車はモデルチェンジが多いので画像は省きます。
さて、でもでも、
最近小型車って見なくなりましたね。東京では特に・・・・
だって小型車設定が無くなったんですもん。
昔はベンチシートの車が主流だったので6人乗りか5人乗りで普通、小型と区別しやすかったのですけど、ベンチシートがまずなくなり、普通車も小型車も乗車定員5人以下の車種になってしまったんですね。
しかも法人が使う車両は5ナンバーがメイン。5ナンバーは全長4.7m未満。
全長が4.6m以下か4.6mを超えて4.7m未満って差別する基準としてはあまりにもおかしな値ですよね。
それじゃ、区別していても意味ないでしょう~~ってことで、小型車の設定を無くしてしまったんですね。
また、各会社でも小型車の保有台数は少な目・・・ようするに、売れない。
売れない車はメーカーも造らなくなったんですね。
ですから現在タクシーに使用されてい車種の区分は
①普通車→道路運送車両法施工規則第2条に定める普通自動車で、排気量2リットル以下(ディーゼル除く)のもので乗車定員6名以下のもの及び同条に定める小型自動車で乗車定員6名以下のもの。
(6人乗りってもう無いに等しいですけどね)
②大型車→道路運送車両法施工規則第2条に定める普通自動車のうち排気量2リットル(ディーゼルを除く)を超えるもので乗車定員6名以下のもの
③特定大型車→道路運送車両法施工規則第2条に定める普通自動車または小型自動車のうち乗車定員7名以上のもの。
となってます。
タクシー車両の大型車と言っても、大型トラック、大型バスの「大型」とは意味が全く違うのです。
第二種普通免許で大型タクシーも特定大型タクシーも運転できるのです。
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